ぼくの住む街

   海に近いぼくの住む街
   日が沈むと
   別の世界に変わってしまう
   目の前に広がっていた海は消えて
   イルミネーションが主役の座につく
      
          
   海をすべるように走る帆船さえも
   夜には街の一部となって
   あの優雅さは見られない
   あの船に乗って
   広い海へ ぼくは行きたい
   あの船は
   広い海ばかりではなくて
   大きな空へも
   連れていってくれるかもしれないね
   ピーターパンの船のように
   ネバーランドへ行くかもしれない
   海のそばで育ったぼくは
   広い海原へ あの船で行きたい
      
          
   海から陸を見てみると
   まるでおとぎの国のようだ
   「こっちへおいで、遊ぼうよ」
   そう、呼びかけられているみたいだ
   あの観覧車に
   ぼくは引き付けられて行く
   あれに乗ったら高いビルも
   窓からそっとのぞけるよ   
      
          
   ぼくが生まれたこの街が
   海のそばのこの街が
   とてもとても大好きだ
   昼も夜も色々な
   顔を見せてくれるこの街が
   とてもとても大好きだ
   海の上から見る陸は
   そろそろクリスマスの季節だね
   ビルの中にはクリスマスツリー
   光で輝くクリスマスツリーに
   ぼくは願いをかけたんだ
   いつかあの船に乗って
   広い海へ出かけたい
   広い世界を見てみたい
      





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